昨日10月20日18:00に情報解禁になった全国リリースアルバム「つめたい煙」
このジャケットは田村美紀さんという方に描いていただきました。彼女はマスキングテープを使ったちぎり絵をする作家さんで、最近では本を出版したり、いすゞ自動車とコラボ作品を出したり、子供からマダムまでいろんな年齢層のファンがいます。作品はちぎり絵が放つやわらかさが印象的でお客さんからは「かわいい」「癒される」などと支持されています。今回は彼女のいつもの作品とは雰囲気が違うかもしれない。
ジャケットだけでなくすべてのデザインを担当してもらいました。中をひらいたら水彩画で描かれているものもあります。
彼女は私とおなじ大阪の北にある京都との境目の田舎街で生まれ山で育ったいわゆる「いなかっぺ」です。近所にはまだ井戸水で生活しているひともいます。自然はとても美しくひとを癒してくれますがとても怖い部分もあります。灯りがない本当の闇を知っている彼女と出逢ってあることに気がつきました。
彼女自身も作品とおなじようにとても可愛らしく、おっとりしている。でもどこか飄々としていて心の芯に温度がある。
人は外からみてすぐ分かる表面の部分と なかなかみえない奥底の部分がある。暗い人・明るい人・太陽の人・月の人・雨の人・土の人・へんなひと・・・いろいろいるけど表面に暗さがある人はわかりやすいし、奥のほうにしまってある人はとてもわかりにくい。気付かれないことだってあるし、気づかれたくないひともいる。
田村さんは 本当におっとりしていて、作品もまるでお日様のような空気で、闇なんてないように思う。もしかしたらないのかもしれない。一見ストンと作品が生まれているように見えるけど、単純な=(イコール)では結べない気がした。
そしてそれは自分と重なる部分があった。自分のなかに生まれ続ける様々な温度や空気に生きていて目眩がする。「表裏」ではない。ぜんぶ「ばらばら」なのに「おなじ」、、
そこから煙が出てくる。
普段なかなか見ることのできない彼女の心のなかに生まれているもやもやした「煙」ぜひみてほしいです。
児玉 真吏奈
8月が終わる 終わってしまう
気持ちも身体も全然休んでないけどとてつもない夏休みを味わってものすごい1カ月だったな、2017年 夏
最終的にはぜんぶ自分次第で その自分がぐちゃぐちゃで
どこか遠くに行きたくなって
事故した身体で運転する100km単位の距離が近く感じる理由も知ってて
果物の瑞々しさや他愛ない会話に救われる心はとても簡単で 大事なことわかっていたいのにな
いつもは冷たい風がふいたら 寂しくなってそれがとても嬉しいのに いまは本当に寂しい
なんでもない日にお花をもらって
毎日水をかえる、瞬間が、なんとも言えない幸せな気持ちにさせてくれる
いまの私が一番なにが必要か毎日毎日ぶちあたって砕け散って集めて生きる、の繰り返し
誰にもわからなくなってる
ほんとうは 誰もがわかるようなこと
そうか、こーゆーことか。
大切にしたい○
って
うたった。