凍りついた場所にはお湯が必要なんだけど溶けちゃうからみんなそれをこわがる、知らないで嫌ってゆく 私はいつもたくさん知りすぎてしまうから知らないことが多いまるいものは優しそうに見えるでしょう、むきたての卵かもしれないし削れて削れて削られてすり減ってきた棘の残骸かもしれないし生まれたあとに培った才能かもしれないどこにだって転がっていけるけどきっといつも孤独だよとても明るい性格をしてるのに泣いてばかりいる うたって楽しくてもう真っ白なくらい幸せなのに身体のなかの水分が涙になってしまう水分が凍ってくれることを願ったら、頭からお湯をかけてくれるかな 何も知らずに嫌われるのとたくさん知ってもらって嫌われるのどっちが嬉しい?なにも知らずに好きって言われるのとたくさん知ってもらって好かれるのどっちが悲しい?